ノーベル経済学賞

今年のノーベル経済学賞クルーグマンでした。


スウェーデン王立科学アカデミーは13日、08年のノーベル経済学賞を米国人でプリンストン大学ポール・クルーグマン教授(55)に授与すると発表した。規模が大きいほど生産性が高まる「収穫逓増」や「消費者の多様性への嗜好」などの概念を経済モデルに導入し、自由貿易グローバル化の経済への影響を解き明かした「新貿易理論」「新経済地理学」の発展の基礎を作った。
(以上、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081013-00000038-mai-sociより転載)


評価されたのが上にあるような業績だとすれば、
受賞するのが遅すぎるような気もします。
「新貿易理論」は1980年代には既に確立されていて、
最近はMelitz(2003)に代表される「新新貿易理論」の方が
hotですからね。


今の時期に彼がノーベル経済学賞を受賞する理由を挙げるとすれば、
経済学の枠にとらわれず、政治・社会問題などに積極的に
発言を続ける姿勢ではないでしょうか。
彼の書いた本は非常に切れ味がありますからね。