アメリカの経済学のレベル

アメリカの経済学研究のレベルは世界の他のどの国よりも優れている。ノーベル経済学賞受賞者の約8割がアメリカ人であることからもそれは明らかであるし、留学していてつくづく思うのは大学で教鞭をとる教員の質が日本の大学とは比較にならないこと。

まず、カリフォルニアという一つの州だけを見ても、東大や京大、一橋などの日本のトップスクールと同等あるいはより優れた研究者を要している大学が

Stanford
UCS
UC Berkeley
UCLA
UC San Diego

と少なく見積もっても5校も存在する。カリフォルニア州の大きさを勘案してもすごいことだ。日本だったら東大で教鞭をとっていても何らおかしくないような優秀な研究者が地方の州立大学の教授に甘んじているのだから、そのレベルの違いは圧倒的だ。層の違いはアカデミアにとどまらない。アメリカの連邦準備銀行は地方都市に支店を持っていてそれぞれの支店で100人規模でエコノミストを抱えているが、日銀の地方支店が100人もエコノミストを抱えている状況は日本では全く想像できない。これらの議論は日本のみならずアメリカ以外の他の国にも当てはまるが、主流がいわゆる「アメリカ経済学」だからとはいえ、アメリカの経済学の分野での傑出した業績は目を見張るばかりだ。