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高橋是清と昭和恐慌 (文春新書)

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沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇(下) (新潮文庫)

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日銀券 上巻

日銀券 上巻

経済小説にはまっている今日この頃。
高橋是清かっこいいね。憧れる。
ただ一つ納得いかんのが高橋が徹底した保護主義だったこと。


高橋は列国の日本に対する貿易政策を分析し、
毎年金貨8百万円が流出していると断言。
後進国である日本が産業の発達や輸出の振興を図り、
貿易の均衡を維持し、自主独立の経済的立場を貫こうとするなら
保護主義を採用するしかないと演説したという。


まぁ、今とは時代も違いますしね。


『日銀券』は近年の日銀のゼロ金利政策量的緩和政策を
日銀の政策委員の中井(僕は勝手に中原伸之さんがモデルだと踏んでいるのですが)
と40歳手前の若さで日銀副総裁に任命された芦川笙子の
2人にクローズアップして描くという経済小説


まだ途中までしか読んでないけど1兆円の国債売りオペを
ディーラーの立場から描いた部分なんかはなかなか
リアルで(本当にリアルなのか知らないけど)胸躍ります。


小説ばっか読んでないで経済学の勉強せにゃあかんのですがね…。
春休み明けまでに知識のストックを50%くらい増やせますように。