貯蓄のパラドックス

貯蓄のパラドックスとは、「限界貯蓄性向が高くなると
消費の有効需要が減少し、均衡国民所得が減少する」
ことを言います。


要するにお金を使わないで貯金ばっかしてたら
世の中のお金の回りが悪くなって最後には自分に
かえってきて結果として自分の所得も減っちゃう
ってことです。


カップルが増えるとデートだプレゼントだって
お金を使うから経済が活性化するって話もあったし、
残業減らして有給休暇を増やすと暇な時間に
お金を使うから景気が良くなるなんていいますよね。


だったら貯金なんかしないでどんどんカネを
使えばいいって結論になりそうだけど、
理論上は貯蓄と投資は同じ額になるはず。
貯蓄の減少は投資の減少を意味するから
不景気になるってロジックだって通ります。


中国の経済成長のベースになっているのは
高い貯蓄率だって説だってあるし。
どっちが正しいんだ??
これこそが貯蓄のパラドックスじゃないの?