研究者に需要はないのか。

今日とある博士課程在籍者の方とお話をする機会がありました。
その方は力のある方で就職先もあり、
現在も三足のわらじを履いている状態で優秀な方なのですが、
現実世界にはなかなか思うように事が運ばない人もいるのです。


世界がフラット化してアウトソーシングが活発になると、
単純労働は賃金の安い海外に出て行くわけだから、
少しは専門的な知識に価値が出てきてもおかしくは
ないと思うのですが、博士課程を出ても学部卒よりも
厳しい就職事情が待っているというのは事実のようです。


大学教授も民間のエコノミストもポストは
ものすごく少なく、博士課程を修了した人が
列をなしてポストが空くのを待っている状態。
そして大学の非常勤講師や塾のアルバイトで
生計を立てる。
そんな人がものすごく多くて近年社会問題化
しているとか。


そんな世界に飛び込むのはリスキーだと言われますが、
何のスキルも専門的知識も持たないままただ大量採用で
大企業に就職する方が、僕はリスキーだと思うんですよね。
どうでしょう。