年が明けました。

久々に更新します。
今、だいぶ前(1年くらい)前に読んだ本を読み返しました。
共感した言葉を書きます。


「偉大な精神は、常に凡庸な人々からの激しい反対に遭ってきた」
by アインシュタイン


「偉大であるということは、誤解されるということである」
by エマソン


「才能はその持ち主を必ず不幸にする。生涯を通じて才能に引きずりまわされることだろう。
桁外れの才能は人を不幸にする。人を幸せにするのは、ちっぽけな才能でしかない。」
by 石原千秋


別に自分が偉大だなんて言いたいわけではないけど、
よくわかります。。。
自分の考え方が間違っているのかなって思えて、
不安な気持ちになっていた今日この頃でしたが、
本を読み返してまた自分に自信が持てました。


実家に帰るとみんな自分と考え方が違うから、
どうしても気持ちが沈んでしまうんですよね。
親も兄弟も好きだけど、もはやどうにも修正
できないくらいに考え方がずれてきてしまいました。
僕はまだいいけど、親が可哀そうな気がします。
でも、自分はこうなってしまったんだから仕方がない。。。

あぁ、
いい本を読んでもすぐ忘れてしまう。
たまに読み返すのもいいですね。

先日、親戚のうちで不幸があり、葬儀に参列しました。
そこで、久々に両親、祖父母と会うことになったわけですが、
改めて親は裏切れないと思いました。


もちろん、普段から裏切るようなことはしていませんが。


親は裏切れない…。
遊んでなんかいれないです。
もちろん息抜きも必要ですけどね。

白い巨塔

白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)

白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)

白い巨塔』を読んでいます。
今ちょうど3巻を読み終えるところです。
山崎豊子の本は好きで読んでいるんですけど、
少し古い本なので敬語を覚えられるという利点もあります。
いまどき立派な大人でも使わない敬語が登場しますし、
権力者に対する若造の立ち居振る舞いも
うまく描かれているので本当に勉強になります。


やはり、専門的な知識や技能を持った人は
かっこいいですね。
もっと早くこの本を読んでいれば、医者を志していたかも…、
と思います。


ちょうど同じゼミに医学部に入り直す子がいるので羨ましいです。
うちにもそんな経済力があったらな…。

ノーベル賞経済学者の大罪

ノーベル賞経済学者の大罪

ノーベル賞経済学者の大罪

ノーベル賞経済学者っていうか経済学の方法論についての批判。
著者が批判するのは
(1)統計的有意性を経済学的重要性と勘違いしているという誤った計量経済学の理解、
(2)研究室の中から出ないで紙と鉛筆のみで経済を描写しようとする「黒板経済学」、
(3)そして(1)と(2)の現実世界への誤った適用
の3点。


どれも誰もが思っていることで、真新しいことは何もない。ただ「学者のあんたがそれを言うのかー!」って思わされるところにこの本の価値があります。
経済学に関わらず社会科学系の学問には当然限界があります。それを乗り越える努力をするのが学者であり、著者の言葉を借りれば「機械化された方法論」をただ「機械的に」あてはまて論文を量産し、学者になっていくというのは確かに良くないかもしれませんね。


あとは、理論だけでも実証だけでもダメなんだなと思いました。
物理学でさえ、理論の論文よりも実証の論文の方が多く、多くの理論物理学者は実証分析の論文も深く読み込んでいるとか。
かたや経済学の世界では理論は理論、実証は実証と、きれいにすみ分けがなされています。
現実の世界から理論を語り、経済学を議論したいものです。

クルーグマンの論文

国際貿易と賃金などの要素価格の関係に勉強している中で、
Krugman (2000)の論文にぶち当たりました。
もちろん内容もとてもおもしろいんですけど、
Krugmanの書く文章それ自体非常におもしろいです。
アメリカンジュークっていうか、なんかひねくれています。


例えば、イントロはいきなりこの文章で始まります。
下手な訳ですけど、直訳するとこうです。

過去10年間ほどで、財価格の変化が要素価格の変化に影響を与えるという国際経済学の伝統的理論の1つであるストルパー=サミュエルソンの定理が中間試験の問題から現実世界の経済政策を決定する議論の中心に移動してきた。

普通の論文にはこんな文章ないですからね。
こんな文章を書いてもアクセプトされるのは、
Krugmanだからでしょうか。


Krugman, P (2000) "Technology, trade and factor price,"
Journal of International Economic, Vol.50, pp.51-71.

最適化

実証分析のスキルはある程度は身に着いたんですが、
理論分析はまったくと言っていいほどできません。


そこで、国際貿易論でもしばし登場する動学的最適化とやらを
勉強しようと思います。

経済学のための最適化理論入門

経済学のための最適化理論入門

この本はあくまでも「入門書」みたいなんですが、
そんなに易しくはないですね。


でもコツコツ勉強したいと思います。

丹沢、塔の岳登山

山頂の尊仏山荘に一泊して、2日間の登山を楽しんできました。
メンバーは例のごとくゼミの先輩1人と同期5人の計6人です。



1日目は晴れて富士山がずっと見えていました。
富士はやっぱり偉大ですね。


2日目になるとやや雲が多くなって、
星空も日の出もあまりよく見えませんでした。
それがちょっと残念でしたが、
ゼミの友達と話をしながら楽しく
登山ができたので満足です。


最後に鶴巻温泉の湯につかって疲れを癒しました。
鶴巻温泉は2年の時にドイツ語を教わっていたドイツ人の
先生が住んでいた(今はもう帰国しているはず)ところなので、
そこに行けたのもよかったです。
好きな先生だったので。